長野県高山村の高山温泉郷七味温泉に共同浴場のような無人料金箱の野天風呂が開放されている、という話は数年前から聞いていて狙っていました。
紅葉館別館野天風呂「おばあちゃんのお風呂」です。数年前までは紅葉館で貸切風呂としてやっていたそうです。
8ヶ月前の4月にはその紅葉館に日帰り入浴に訪れています。

7356ONKEN21@長野より帰宅:2022/04/16(土) 12:20:01
七味温泉紅葉館

 この前の日曜は長野県高山村の七味温泉紅葉館にこまち信州の日帰り温泉のクーポンで4/1より600円値上
→500円にて日帰り入浴。高崎・倉渕・川原湯・嬬恋・鳥居峠・菅平・須坂経由150km4時間弱。雪は菅平や
七味などに道端にありますが、気温22℃の暖かい日、道路上はもちろんありません。七味温泉は牧泉館以来
30年ぶり。七味温泉は牧泉館は廃業、山王荘が日帰り入浴専門となり、恵山亭は休業中で屋根は雪で崩壊、
紅葉館別館野天風呂おばあちゃんのお風呂は雪で壁が壊れ、休業中で空。七味温泉で唯一泊まれるのが一番手前の
紅葉館となっています。
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 紅葉館はこの日は入口の日帰り入浴案内表示は本来15時退出が16時退出に延長で14:15~からゆっくり。
内湯と露天風呂有。洞窟風呂は女湯にあるのですね。内湯は乳水色、露天はエメラルドグリーン色と炭色の湯。
源泉は内湯と露天大浴槽が新七味温泉65℃投入とオーバーフローのみの完全掛け流し。硫黄臭が鼻を突き、
浴後肌スベスベ、翌日も肌から硫黄の香りがします。露天の炭色の湯は黒い湯花が浮遊する黒い湯、湯花は
燕温泉黄金の湯、色は奥塩原元湯温泉大出館を連想しました。露天の炭色の湯はおばあちゃんの湯野天風呂
同様に新七味温泉65℃と牧新七味温泉39.5℃を混合、牧新七味温泉が大量投入、新七味は絞っているので、
ヒヤッと水風呂で交互浴が気温22℃の初夏の暑い日に最高!那須鹿の湯以来2ヶ月ぶりの乳白色の湯を満喫しました。

 新七味温泉の平成29年温泉分析書は以下の通り。
()はおばあちゃんの湯野天風呂掲示、新七味温泉と牧新七味温泉混合の平成17年データ。
炭色の湯の主力の牧新七味温泉は紅葉館敷地内の自家源泉、新七味温泉は組合の山王荘との共同源泉か。
紅葉館内湯と露天大浴槽は組合源泉のみ、おばあちゃんの湯は組合源泉に少しの自家を混ぜたものかも知れません。

 温泉分析書(鉱泉分析試験法による分析)
1.申請者
住所:長野県高井郡高山村大字牧 新七味温泉組合
氏名:代表(山王荘、紅葉館)
2.源泉名及び湧出地:
源泉名:新七味温泉(牧新七味温泉・新七味源泉の混合泉) 所有者:新七味温泉組合
湧出地:高山村大字奥山田字山田入3681-369(野天風呂(女湯湯口)における分析)
(牧新七味源泉:高山村大字牧字奥日影3974-41)(紅葉館:高山村大字牧2974-45)
3.湧出地における調査及び試験成績
(イ)調査及び試験者:環境未来株式会社 総合検査センター 調査課 M.Y.
(ロ)調査及び試験年月日:平成29年8月8日
(ハ)泉温:65.4(50.6)℃(気温28.3(10)℃)
(ニ)湧出量:-L/min(自然湧出)
(ホ)知覚的試験:強硫化水素臭、硫黄味を有す。時間の経過により白濁する。
(ヘ)水素イオン濃度:pH6.6
4.試験室における試験成績
(イ)試験者:3.(イ)H.H.
(ロ)分析終了年月日:平成29年9月6日
(ハ)知覚的試験:3.(ホ)と同じ(4時間後)
(ニ)密度:0.9996(20℃/4℃)
(ホ)水素イオン濃度:pH:6.88(6.46)
(ヘ)蒸発残留物:1.421(1090)g/kg(乾燥温度 180℃)
5.試料1Kg中に含有する成分(mg)
Na=87.8(71.1) K=18.8(8.3) Mg=16.7(14.5) Ca=281.1(192.0) Sr=0.9 Mn=1.6(1.1) (鉄2=0.1) 陽計=406.9(287.1)
F=0.6(0.9) Cl=83.4(78.8) HS=17.1(3.4) 硫酸=656.4(487.0) 炭酸水素=186.1(64.1) 陰計=943.6(634.2)
メタけい酸=71.6(76.6) メタほう酸=49.9(36.2) メタ亜ヒ酸=0.4(0.8) 非解離計=121.9(113.6) 溶存物質計=1.472(1.0349)g/kg
遊離CO2=91.7(48.9) 遊離H2S=52.3(15.5) 溶存ガス計=144.0(64.4) 成分総計=1.617(1.0993)g/kg
その他微量成分:Hg・Pb・Cd・Cr=検出せず As=0.252
6泉質:含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉(含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉)〔硫化水素型〕(低張性中性高温泉)
温泉分析年月日:平成29年9月6日(平成17年12月14日) 登録分析機関:環境未来株式会社

※紅葉館炭湯は新七味温泉と牧新七味温泉の混合泉は平成29年12月10日環境未来(株)分析にて
単純硫黄温泉〔硫化水素型〕(低張性中性温泉)39.5℃
※全浴槽加水・加温、循環、入浴剤・消毒該当なし。






http://shitimi-kouyoukan.com/
利根川温泉掲示板 - 1659239315 - したらば掲示板 (shitaraba.net)
(引用終)

久々に硫黄臭白濁湯に入りたくなり、スタッドレスタイヤを買って装着したのを機に七味温泉に行ってみることにしました。
なお、12月ですと野天風呂の冬季閉鎖も心配でした。その場合は未湯の山王荘も17時までですが、
考えていました。また、七味温泉自体へ入れなかったら、未湯の戸倉観世音温泉も考えていました。
行きは前日開通したばかりのR17新神流川橋を30分くらい渋滞しながら渡り、高崎・R406倉渕、
二度上・北軽井沢・鳥居峠、R406菅平・須坂経由150km4時間。
二度上峠からの浅間山冬景色、冠雪しています。
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紅葉館を通り過ぎ、休業したままの恵山亭跡の手前の野天風呂へ。野天風呂道路沿いの紅葉館の日帰り専用駐車場に止めます。
小屋を回り込むと12/4(日)16時現在、おばあちゃんの風呂には営業中の札がかかっていました🙌
例年は冬季は雪が積もると閉鎖していたと思いますが、今はまだ雪はありません。
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女湯は休業中のようです。女の方可哀想、男で良かった…
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ポストに300円を入れます。群馬県水上の湯の小屋温泉ハレルヤ山荘を思い出してしまいます。
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温泉分析書は以下の通り。4月の時と比べデータが平成17→19年と若干新しくなっています。
平成17年は雪で破損したため、平成19年のパネルに交換したようです。()は平成17年データ。
平成17年は組合源泉に自家の炭色の湯を混合して減温しているようでしたが、平成19年は加水有りの組合源泉のみのようです。
セルフ加水か、組合で加水しているとしても今なら冬で加水は少なそうですが…

温泉名:七味温泉
源泉名:新七味温泉新七味温泉組合源泉(牧新七味温泉・新七味源泉の混合泉)
湧出地:高山村大字奥山田字山田入3681-369
(高山村大字牧字奥日影3974-41高山村大字奥山田字山田入3681-369)
(紅葉館:高山村大字牧2974-45)
泉温:71.4(50.6)℃(気温0(10)℃)

含有成分
蒸発残留物:1452(1090)g/kg
pH6.81(6.46)
Na=127.1(71.1) K=19.9(8.3) Mg=27.2(14.5) Ca=298.2(192.0) Mn=1.5(1.1)  Sr=0.8(0.9)
(鉄2=0.1) 陽計=474.7(287.1)
F=0.6(0.9) Cl=262.2(78.8) HS=23.8(3.4) 硫酸=570.4(487.0) 炭酸水素=198.3(64.1) 陰計=1055.3(634.2)
メタけい酸=110.7(76.6) メタほう酸=55.2(36.2)  (メタ亜ヒ酸=0.8) 非解離計=165.9(113.6) 溶存物質計=1695.9(10349)
遊離CO2=135.8(48.9) 遊離H2S=24.1(15.5) 溶存ガス計=159.9(64.4) 成分総計=1657.2(1099.3)
その他微量成分:Hg・Pb・Cd・Cr(・AS)=検出せず As=1.4
温泉分析年月日:平成19年3月8日(平成17年12月14日) 登録分析機関:環境未来株式会社

浴用上必要なお知らせ
(1)加水の理由:浴用に適した温度に保つため(加水はしていません)
(2)加温の理由:加温していません
(3)循環ろ過の理由:循環していません
(4)消毒の理由:殺菌剤等は入れていません
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昨冬の雪による壁崩壊は修理されています。
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男湯入口を入ります。ここから硫黄臭が鼻を突きます。
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脱衣所から望む野天風呂
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野天風呂へ。その前にインスタにアプローチと風呂の動画をアップしました。
@onken21 - Instagram
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冬枯れの山を背景にエメラルドグリーン白濁の強い硫黄臭を放つ熱い湯です。
男湯と女湯の間にある湯口です。新鮮なため澄んでいます。
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さすが七味温泉、肌もスベスベ、いいお湯です。
気温2℃で群馬側は晴れていましたが、日本海側のせいか、小雨が降っていて寒かったものの、
湯が熱いのですぐ熱くなります。
16~17時は独占、17時~18時は暗い中、大学生の若者3人が入ってきました。
おばあちゃんの風呂は夜も朝まで開放されているのかも知れません。18時には全員出ましたが…
夜は脱衣所内は灯りは一切ないので、懐中電灯が必要です。
2時間長湯して出るころには雪でうっすら白くなってました。スタッドレスで良かった。
まだ淡雪で七味温泉以外は道路上に雪はありませんでしたが…
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翌日夜まで肌から硫黄が香りました。

帰りは須坂経由で23km40分、長野市の温湯温泉スタンドで半年ぶりに汲みました。
利根川温泉掲示板 - 1659239315 - したらば掲示板 (shitaraba.net)
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インスタを見ての通り、冬季の夜間は凍結防止のため、大量に垂れ流されています。
@onken21 - Instagram
以下の画像のように袖や靴を濡らしながら汲みました(^^;IMG00034_HDR
温泉分析書です。湯~ぱれあとは別源泉です。無色透明無味無臭のぬる湯です。

 温泉分析書(鉱泉分析試験法による分析)
1.申請者
氏名:長野市長
2.源泉名及び湧出地
源泉名:温湯温泉
湧出地:長野県長野市若穂綿内字温湯1726-2
採水地:同上
3.湧出地における調査及び試験成績
(1)調査及び試験者:一般社団法人 長野市薬剤師会 検査センター 検査技師 M.A.
(2)調査及び試験年月日:平成28年2月29日
(3)泉温:33.0℃(調査時における気温4℃)
(4)湧出量:110L/分
(5)知覚的試験:ほとんど無色澄明、無味無臭
(6)pH=9.2
4.試験室における試験成績
(1)試験者:一般社団法人 長野市薬剤師会 検査センター 検査部長 S.K.
(2)試験年月日:平成28年3月8日
(3)知覚的試験:3(5)と同じ(試料採水6時間後)
(4)密度:1.0001(20℃において) 0.9983(20℃/4℃)
(5)pH=9.13
(6)蒸発残留物:0.154g/kg(乾燥温度110℃)
5.本水1Kg中に含有する成分(mg)
Na=37.8 K=1.2 Ca=8.8 陽計=47.8
F=0.3 Cl=7.9 硝酸=0.9 硫酸=54.2 炭酸水素=30.8 炭酸=4.7 陰計=98.8
メタけい酸=23.1 メタほう酸=0.6 非解離計=23.7 成分総計・溶存物質計=0.170g/kg
その他微量成分:総水銀・鉛・カドミウム・総クロム=不検出 ヒ素=0.032
6.泉質:アルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 低温泉)
平成28年3月9日 一般社団法人 長野市薬剤師会 会長
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帰りはR18に出て千曲市更埴のファミレスで夕食、小諸市の弁天清水を汲んで、
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軽井沢・高崎経由で帰りました。