群馬県前橋市の前橋荻窪温泉あいのやまの湯。
20年前の仮設「會ノ山温泉」時代から今のあいのやまの湯になるまで何度も入浴しています。
仮設時代は玄関までアブラ臭が鼻を突き伝説です。
クチコミ情報2001年5月(3) (asahi-net.or.jp)
クチコミ情報2002年3月(2) (asahi-net.or.jp)
クチコミ情報2003年10月(3) (asahi-net.or.jp)
仮設最終日は最後の栓抜き役も指名されました。
また、当時は無料の温泉スタンドもあり、よく汲みました。
今のあいのやまの湯も18年前の2003年12月26日オープン以降、
クチコミ情報2003年12月(3) (asahi-net.or.jp)
何度も利用し、個室浴室が掛け流しで素晴らしいという評判は聞いていましたが、
個室料金2時間3140円がネックとなり、気になりつつも個室を利用することはありませんでした。
それが、私の勤務先の福利厚生制度により温泉利用料も負担して下さることとなりました。
なので6月に父と弟と私の一家3人で初めて利用し、大浴場とは違うその湯の良さに感激しました。
利根川温泉掲示板 - 1659239315 - したらば掲示板 (shitaraba.net)
早速、私の所属する埼北温泉愛好会に紹介したところ、会の設立当初20年来の運営担当の初期会員が
九州に引っ越されるということで、その引越祝と送別会をあいのやまの湯の個室でやろうということに。
1ヶ月前の同日から個室の予約を開始するということで受付開始初日に電話して申込み。
平日は利用時間は空いている限り自由ですが、土日祝は混雑のため11:30~13:30
と14:00~16:00の時間指定制に。14:00~を希望しました。
家からR17上武道路で30km50分のあいのやまの湯へ。上武上泉交差点から2kmほどしか離れていません。
道の駅赤城の恵を併設しています。
IMG00047_HDR

IMG00018_HDR
北側には源泉タンクがあります。
IMG00016_HDR
近代的な玄関を入ります。
IMG00019
恐竜がお出迎え
IMG00023
入館料は3時間520円、シルバー310円。個室料金2時間3140円を先払いします。
利用票
食堂や個室利用は3時間越えの延長料金150円(終日利用可)はかかりません。
IMG00024_HDR
まずは洗体と個室の風呂の湯と比較のため大浴場へ。
IMG00028
露天風呂は看板より。風呂で仲間に行き会います。
IMG00004

脱衣所から浴室へ入るとちょっぴりアブラ臭が鼻を突きます。
露天も内湯も加水か成分ろ過かできれいに透明で、露天は真湯ではと勘違いされる人がいたほど澄んでいます。
でも舐めると塩辛いです。掛け湯も源泉でした。
IMG00021_HDR
↑源泉かけ流しの旗が出てますが、個室風呂は旗通りですが、
大浴場は内湯にオーバーフローがあるので、底面吸込有の循環を併用しつつも掛け流しを謳っているのでしょうか?
浴後は館内の椿家で昼食。今回は鶏ソースかつ丼御膳850円をいただきました。
IMG00004
ちなみに前回は父と弟と一番人気の麦豚とキノコのくわ焼き丼御膳1200円(福利厚生負担)
IMG00015_HDR
いずれも美味しい😋
IMG00003
さて食べ終わって雑談をすると個室入室時間の14時となりました。
5分前にフロントで鍵を受け取ります。
IMG00020_HDR
部屋は向かって左手奥のあいのやまの湯の個室で最も広い身障者対応の「ばら」🌹
前橋と言えば敷島公園のバラ🌹ですね。
IMG00022_HDR
部屋です。投宿気分で、ここは泊まれるのか?と参加者から聞かれました。泊まれません(笑)
IMG00015
左手に個室風呂は見えます
IMG00019_HDR
庭です。
IMG00013_HDR
障害者対応の広いトイレです。
IMG00006
待望の掛け流し個室風呂。循環はせず投入した湯が溢れています。
茶褐色に濁っていて、アブラ臭も大浴場よりぜんぜん強い。
温泉ファンも大浴場と個室の湯の差の大きさに驚かれていました。
私も前回は大浴場に入らず時間の都合で個室だけ入っていたので
その差に初めて気付きました。
IMG00005_HDR
12名全員揃ったら、オフ会初参加者がいたため、自己紹介の後、
20年来の初期会員による送別の挨拶、私から九州で宣伝してもらえるよう深谷市の道の駅岡部で買った
ふっかっちゃんと渋沢栄一翁がワンポイントに入っている夢十訓タオルをプレゼント。
いい湯と場所で20年来の初期会員を送ることができました。

分析書と湯使いです。

平成27年8月26日付の温泉分析書は以下の通り。()は平成16年2月9日付平成10年11月19日付仮設浴場掲示表データ。
利用状況は平成16年と変化なし。

温泉分析書(鉱泉分析法指針による分析成績)
1.依頼者:前橋市長
2.源泉名および湧出地:
源泉名:前橋荻窪温泉(源泉名:あいのやまの湯)
湧出地:群馬県前橋市荻窪町逢會山554-2(あいのやまの湯:荻窪町530-1)
(採水地:貯湯槽下に設置された採水弁から採水)
3.湧出地における調査および試験成績
(1)調査および試験者:一般社団法人 群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター) K.K.
(2)調査および試験年月日:平成27年8月10日
(3)泉温:47.8(48.3)<49.5>℃(調査時の気温32℃)
(4)湧出量:123<751>L/分(動力揚湯)
(5)知覚的試験:無色透明
(6)pH値:7.5
(7)電気伝導率:2.15S/m(25℃)(交流2電極方式,極板:チタン+白金黒)
4.試験室における試験成績
(1)調査及び試験者:一般社団法人 群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター) M.T.
(2)試験年月日:平成27年8月26日
(3)知覚的試験:淡黄色透明(試料採取後24時間)
(4)密度:1.0085g/cm3(20℃/4℃)
(5)pH値:7.54(7.77)<7.9>
(6)蒸発残留物:16.4(10.2)<9.92>g/kg(180℃)
5.試料1Kg中の成分(mg)
Na=2777(2253)<2098> K=27.9(27.0)<27.0> Mg=12.5(7.39)<6.25> Ca=2264(1373)<1188>
第二鉄=0.41(0.25)<0.02> Mn=0.34(0.24)<0.20> Sr=8.84(5.43) Li=0.77(0.38) 陽計=5091(3666)<3319>
F=2.8(3.1)<3.5> Cl=8388(6017)<5245> 硫酸=1.0(1.9)<2.5> 炭酸水素=65.0(29.7)<3.4>
Br=28.7(20.6) I=6.9 <炭酸=0.2> 陰計=8493(6072)<5255>
メタけい酸=71.1(81.0)<81.7> メタほう酸=103(89.2)<84.0> 非解離計=174(170)<166>
遊離CO2=6.5(8.7)<3.5> 成分総計=13.8(9.92)<8.77>g/kg
その他の微量成分:総ひ素・鉛・総水銀=検出せず 銅=0.003
6.泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高(等)<等>張性弱アルカリ性高温泉)
平成27年8月26日(平成16年2月9日)<平成10年11月19日> 一般社団法人 群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター) 会長 M.S.

※温泉利用許可済証が平成26年4月1日付第1号前橋市に更新されています。
また、掘削深度が以前の1600mから1200m(パンフ)に変更されています。

 温水利用状況(個室風呂→大浴場)
加水状況:源泉の湧出量を補うため、必要に応じて加水しております。(共通)
加温の状況:加温しておりません。→入浴に適した温度に保つため、加温しています。
循環・ろ過状況:完全かけ流しです。→衛生管理のため、循環ろ過装置を使用しています。
入浴剤の有無:入浴剤は、使用しておりません。(共通)
消毒処理の状況:衛生管理のため、塩素系薬剤を使用しています。
薬剤名:次亜塩素ナトリウム(食品添加剤)(共通)
IMG00029
最後にパンフ。
IMG_0001
あいのやまの湯 (ainoyamanoyu.jp)